Akita Airport 2F Re-Layout Project
 / 秋田空港国内線2階再配置事業

秋田空港内観写真

秋田空港国内線2階フロアの全面リニューアル計画。
2階フロアを構成する下記の主要5エリア

01 LOUNGE AREA
02 LOBBY AREA
03 RESTAURANT AREA
04 SHOPPING AREA
05 SECURITY AREA

をロビーを中心として各エリアが接触するゾーニングに再配置し、今まで各エリアで完結していた人の流れをロビーを起点に全エリアに人が行き渡るよう放射状の動線に変更。
全エリアにわたって「秋田杉」を用い、事前にモックアップ(試作品)をつくり試行錯誤を重ねながら、今までにない新たな切り口で秋田杉の魅力を抽出しました。

01 LOUNGE AREA

 ラウンジとロビーを区分する壁を、光を透過するほど薄くスライスした秋田杉を強化ガラスでサンドしたパーティションで緩やかに仕切る。秋田杉スライスには木目だけが残るようサンドブラストをかけスリガラス効果を与えた小窓を局所的に設け、透過性の振れ幅をひろげる。

双方エリアの人影が互いに映り込み、
この秋田杉の透過パーティションは分断する壁ではなく、
気配等・・ 生の感覚的 なものが通じ合う、『フィルター』 となります。

●CONCEPT IMAGE

02 LOBBY AREA(OPENCAFE SPACE)

 オープンカフェスペースの天井には、秋田杉無垢材を六角形に組み上げたグリッドの中に秋田杉スライス+クリアカラーシートを埋込んだ照明を設置。

この照明による透過光は、
多様な緑のグラデーションを生み出し、
『木漏れ日』のような、
多諧調の光の集束体がカフェスペースを彩ります。

●MOCK UP

02 LOBBY AREA(WAITING SPACE)

 通常、茶室の天井に使われる秋田杉アジロ編みを待合スペースの壁全面にグリッド状に設置。
編み方が異なる数種のアジロ編みをランダムに配置していき照明を当てると、各種編みの木目方向の違いにより異なる反射色となりそれぞれの陰影が生まれ、平面状<2D>だった壁が立体化<3D>していきます。

●MOCK UP

03 RESTAURANT AREA

04 SHOPPING AREA

05 SECURITY AREA

+ ANATHER AREA(TOILET)


Akita Airport 2F Re-Layout Project / 秋田空港国内線2階再配置事業

用途   

 :

 空港

所在地  

 :

 秋田県秋田市

構造   

 :

 S造

敷地面積 

 :

  -

建築面積 

 :

  -

延床面積 

 :

 2,105.95㎡(改修面積)

※本物件は、(株)渡辺佐文建築設計事務所の協力事務所として、デザイン及び設計担当。